クラッシュ―風景が倒れる、人が砕ける (新潮文庫)/佐野 眞一
¥620
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1995年阪神淡路大震災、1999年JOC臨界事故、2000年17歳の少年による殺人、雪印の食中毒、2001年NYテロ、2005年JR西日本福知山線事故 を取り上げている。今となっては遅すぎるものの、JOC臨界事故の段階で事故がありえないということに対して疑問が出されていたならばと思ってならない。また、大震災とJR西日本事故の描写が頭に焼き付いてしまう。


満足度:★★★★★

ハーフが美人なんて妄想ですから! ! - 困った「純ジャパ」との闘いの日々 (中公新書ラクレ)/中央公論新社
¥777
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一部の例から何かと誤解されやすいハーフについて分類し、紹介したもの。

欧米と日本との間のハーフしかとりあげられていないが、”どちらの国にいてもちょっと疎外感がついてまわる”ことが何となくわかるような気がする。


満足度:★★★☆☆

ボタニカル・ライフ―植物生活 (新潮文庫)/新潮社
¥620
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先に続編の方を読んでしまったのだが、こちらもベランダ―にはまってゆく様子が描かれていて面白かった。


p386

化ける力。

毎日が昨日と違うこと。

自分を繰り返さぬこと。

だが、一年を経てまたその差異を保ち、繰り返すこと。

俺は植物から啓示を受けたような気分になる。

そして、その気分がいまや日常的であることに少し驚く。

治安維持法 - なぜ政党政治は「悪法」を生んだか (中公新書)/中央公論新社
¥903
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1925年に成立史、28年・41年に改正、1945年にGHQの指導により廃止された、戦前の悪法である治安維持法がなぜ政党政治が華やかなりし時代に成立したのか、成立後どのような変貌を遂げたのかということを資料をもとに紹介したもの。博士論文がベースになっているそうだが、重厚かつ読みやすいところが魅力的である。


満足度:★★★★★

フェイスブックが危ない (文春新書)/文藝春秋
¥714
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個人名を原則とするフェイスブックの面白さと問題、その後者について述べたうえで、具体的な対処法を述べた本。雑誌のようにすぐに読むことができ、何度も繰り返すほどのものではないが、テーマに沿った解決が示されている点が良いと思う。

特に友人の友人・・・・という形で個人情報が過度に広がりかねないだけに、セキュリティ設定は重要であることは認識できた。


満足度:★★★★☆

自己愛な人たち (講談社現代新書)/講談社

¥777
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・著者の医師としての経験、そして小説などから、自己愛の強い「困った人」について述べたもの。
・「自己愛の強い困った人」への対処法までは述べられておらず、全体的にエッセイという感じ。
・自己愛とははしたないものであり、しかし欠くわけにはいかないものである。

満足度:★★★☆☆